細胞リサイクルシステム

 2010年頃だったと思う。大隅良典先生の講義を始めて受けた時、「人の細胞は毎日どの位死んで行くか御存知ですか?人体60兆個の細胞の内、約1兆個が毎日入れ替わっているのです」と聞いて驚いた。この質問は、先生のノーベル賞受賞理由のオートファジー(細胞リサイクルシステム)のイントロである。この死んで行く1兆個の細胞はリサイクルされて60兆個が維持されている。このリサイクルは、毎日規則正しく食事をし、運動をする事で各部位は維持される。しかし、運動不足になると筋肉の細胞は急激に減少する。

 NHKのチコチャンに叱られるで「木の枝はなぜ曲がっているか」という質問が出た。答えの「真直ぐ行ければ楽だけど、日の当たるオーディションで脱落者が続出しているから」が意味するところは生存競争の熾烈さである。光合成をしない葉には栄養が供給されず、枯れて行くしかない。ただ、結実期や成長期は別なようである。

 6月下旬に入って、畑に植えている胡瓜が着実に実を付けている。日陰の部分を見落として、一日取り忘れたら、写真の如くお化け胡瓜と化してしまった。家内が奮闘して煮付けにして食卓に出してくれた。かつお節が一杯入って、美味しかった。感謝感謝。

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